五月丸:

日銀は2%の物価上昇を達成し、デフレから脱却することを目指しETFの買い入れを行っています。

 
マンガで
わかる
ETF
 

     

日銀がETFを買い入れている目的は?

日銀は、物価を安定させ経済の健全な発展に役立てることを理念としています。
しかし、日本は物価上昇率がマイナスとなるデフレに長年苦しんできました。
そこで、日銀は2%の物価安定の目標を設定しました。すなわち、物価上昇率が前年比2%となることを目指していくということです。

そのために日銀は金融緩和を推進しています。
2013年に日銀は「量的・質的金融緩和」と名づけ、国債の買い入れの拡大などいくつかの施策を打っています。その中の1つとして「ETFの買い入れ」があります。
日銀がETFを市場から買い入れることで、市中にお金が流れ、また資産価格のプレミアムに働きかけます。

五月丸:

2%の物価上昇を達成し、デフレから脱却し経済を発展させるために、日銀はETFの買い入れを行っています。

買い入れ対象のETFとその比率は?

2016年10月より、年間総額6兆円、以下の比率となっております。

年間買い入れ額 対象となるETF 1日の購入額
2.7兆円 TOPIXに連動するETF 700億円強
月に数回購入
3.0兆円 TOPIX、日経平均、JPX日経400の3指数に連動するETF
0.3兆円 設備・人材ETF(一部はJPX日経400を買います) 12億円
ほぼ毎日購入

従来と比べてTOPIX(東証株価指数)に連動するETFの比率が増えたことが特徴的です。
日経平均はファーストリテイリングやソフトバンクグループなどの一部銘柄への偏りがあり、また構成銘柄も225銘柄と少ないため、日銀の保有比率が高くなり過ぎることが懸念されていました。
TOPIXは構成銘柄数も2,000程度と多く、より銘柄が分散されています。

TOPIXについて解説したコラムもあります。こちらも是非ご覧ください。

レクス:

年間6兆円の買い入れ目標です。TOPIXに連動するETFの割合が高くなっています。

日銀のETF買い入れ実績

これまでの日銀のETF買い入れ額は10兆円を超えています(2016年12月現在)。
日銀は買い入れたETFの売却をしていないため、現時点で保有残高は10兆円以上となっています。


買い入れ額 買い入れ日数
2010 284億円 2日
2011 8,003億円 41日
2012 6,397億円 22日
2013 1兆953億円 57日
2014 1兆2845億円 74日
2015 3兆694億円 88日
2016 3兆9368億円 88日
2017 5兆6069億円 78日
2018 6兆2100億円 87日

買い入れ額が年々増えていることがわかりやすいです。
2018年は初めて年間買入額が6兆円を超えました。
日銀は2018年末時点で簿価ベースで23兆円ものETFを保有しています。

なお、今のところ、日銀は買い入れたETFをいつ、どのように売却するかについてはコメントしていません。

日銀のETF買い入れにもっと興味がある方は、ETFの買い入れ方法やタイミングについてわかりやすく書いたコラム、日銀のETF買い入れの謎を推察するもお読みください。

関連するETF

日銀が買い入れを行っているETFは、日経平均、TOPIX、JPX日経400の指数に連動するETFです。
当社が運用しているETFで、日銀が実際に買い入れを行っているETFはありませんが、日銀の買い入れ対象の指数の2倍の値動きを目指す下記のETFを運用しております。


日経平均 1579 日経平均ブル2倍ETF
TOPIX 1568 TOPIXブル2倍ETF
JPX日経400 1467 JPX日経400ブル2倍ETF

 
マンガで
わかる
ETF