シンプク:

ETFの価格は市場の需給で決まる。
需給要因でETFの価格は理論値から大きくかい離することを避ける仕組みがマーケットメイク。

証券取引所での価格は需給で決まる

証券取引所には、株を買いたい人と売りたい人が集まり、株を取引します。買いたい人が多ければ株価は上がり、売りたい人が多ければ株価は下がります。
このように株は需要と供給により株価が変化する仕組みです。

ETFも株と同じように需給で価格が決まるが、価格を調整する仕組みがある

ETFも証券取引所で株と全く同じように取引されています。やはり売り手と買い手の需要と供給により価格は決まる仕組みです。
しかし、この仕組みだと問題がないでしょうか?

例えば、日経平均のETFは日経平均の動きに連動して価格が動くはずです。日経平均が上がっているなら、ETFの価格も上がらないとおかしいことになります。
そんなときに、ETFを売りたい人ばかりで買いたい人が少なかったら、ETFの価格は下がってしまうのでしょうか?
すなわち、日経平均が上がっているのに、ETFの価格は下がってしまうのでしょうか?

そのような事態を避けるための仕組みがETFにはあります。それがマーケットメイクです。

五月丸:

ETFにはマーケットメイクにより、市場の需給を調整し、価格を適切な水準に保つ仕組みがあります。

マーケットメイクはETFの価格を理論値からかい離しないようにする仕組み

ETFも売り手が多ければ、価格は下がってしまうのが市場のルールです。
そこでマーケットメイカーが登場し、需給要因でETFの市場価格が理論値からかい離することを防ぐ仕組みが構築されています。

売り手が多く買い手が少ない場合、マーケットメイカーは買い手となり、需給を調整し価格が理論値からかい離しないようにします。

逆にETFの買い手が多い場合はどうなるのでしょうか。

買い手が多く売り手が少ない場合、マーケットメイカーは売り手となります。
マーケットメイカーはETFを保有していて、それを売却することで売り手となります。
こうしてマーケットメイカーが需給を調整して価格のかい離を防ぐ仕組みとなっています。

レクス:

マーケットメイカーが買い手・売り手の足らない方に回ります。

株は需給で価格が動く、ETFは需給で株数(口数)が動く

株には発行済み株式数があるのはご存知でしょうか?
企業が発行した株の数が発行済み株式数です。
増資や分割がなければこれは一定のままです。株が毎日取引されても、発行済み株式数に変化はありません。

ETFも同じ概念として発行済み「口数」というものがあります。「口数」は「株式数」と異なり、よく変動します。

ETFを買いたい人が多ければ、口数は増えます。逆に、ETFを売りたい人が多ければ、口数は減少します。
ETFは需給で価格が動くのではなく、需給に応じて口数が増減することで、ETFの価格が保たれる仕組みとなっています。


次に、ETFと配当について簡単に見てみましょう。