東証マザーズ指数先物は、2016年7月に取引が開始された、東証マザーズ指数を対象とした先物取引です。
東証マザーズには、IT企業やバイオ企業などの新興企業が上場しており、東証マザーズ指数は日本の新興企業の株価動向を示す指標です。
徐々に売買が活発になっています。

東証マザーズ指数先物とは

東証マザーズ指数先物(以下、マザーズ先物)は、東証マザーズ指数を対象とした先物取引です。
大型株中心の日経平均や東証一部の全銘柄で構成されるTOPIXは既に先物取引がありました。マザーズ先物は、ベンチャー企業が中心の東証マザーズの株を対象にした先物取引です。
2016年7月19日に始まった、新しい先物取引です。

先物価格×1,000円が取引単位です。2020年11月30日時点のマザーズ先物価格が1,232であるため、約123万円が取引単位となります。
取引時間は8:45~15:15、16:30~翌5:30と、日中の取引と夜間取引があります。

東証マザーズ指数とは

マザーズ先物は東証マザーズ指数を対象とする先物です。
東証マザーズ指数は、東証が運営するマザーズ市場に上場する全銘柄が対象です。マザーズ市場は、新規公開企業やベンチャー企業が中心です。そのため、東証マザーズ指数はIT企業、バイオ企業などの新興企業の動向を示す指標になります。

東証マザーズ指数は、マザーズ市場に上場する全銘柄を時価総額加重平均して算出されます。そのため、時価総額の大きい銘柄の影響を大きく受けます。
東証マザーズ指数の上位構成銘柄を見てみましょう。上位3銘柄で25%となっていますが、以下は幅広く分散されています。

東証マザーズ指数の上位構成銘柄(2020年11月末時点)

コード 銘柄名 構成比率
4385 メルカリ 9.7%
4478 フリー 5.7%
3994 マネーフォワード 4.2%
3923 ラクス 3.8%
4563 アンジェス 3.7%
4477 BASE 3.0%
4565 そーせいグループ 2.8%
7779 CYBERDYNE 2.6%
4480 メドレー 2.6%
6027 弁護士ドットコム 2.2%
出所:東証

先物価格の推移

マザーズ先物は2016年7月19日に上場し、2018年1月に一度ピークを打ちます。その後、下落し、2020年3月にコロナで大きく下げますが、その後急回復し大きく上昇しました。
マザーズ先物の値動きは、東証マザーズ指数に概ね連動します。

マザーズ先物の出来高が徐々に増加

歴史の長い日経平均やTOPIXの先物取引と比べると、マザーズ先物の売買はそれほど活発ではありません。しかし、2017年8月以降、徐々に売買が活発になってきています。

上場初日は出来高2,847枚と好調なスタートを切ったのですが、翌月からは平均500枚を下回る日も多く、出来高は低迷しました。
2017年8月以降、板の流動性が大きく改善し、出来高も大きく改善しました。2017年8月は1日平均1813枚、9月は1903枚と過去最大を大きく更新しました。
JPXのキャンペーンや営業活動もあり、マーケットメイカーなど業者側の参加者が増え、個人やヘッジファンドなどの投資家も増えたとのことです。

取引が成立しやすい時間帯

マザーズ先物は夜間取引もあり、取引時間は長くなっています。取引量は時間帯により異なります。

現物の株式市場が開いている9:00-11:30、12:30-15:00の流動性が高くなっています。これは、株式市場が動いていることで、マーケットメイクがし易いことも一因です。


2017年8月1日の時間帯別取引枚数
8:45- 9:00- 10:00- 11:00- 11:30- 12:30- 13:00-
43 932 1572 294 101 610 610
14:00- 15:00- 16:30- 18:00- 21:00- 24:00- 27:00-
514 39 68 112 83 8 15
出所:JPX

関連するETF

当社は東証マザーズ指数に連動するETFの東証マザーズETF(コード2516)、マザーズ市場を代表する銘柄で構成されるマザーズ・コアETF(コード1563)をご上場させています。