五月丸:

JASDAQ-TOP20 ETFは東京証券取引所が選んだジャスダック市場を代表する20銘柄に投資を行うETFです。
ガンホーを中心とした保有銘柄の株価上昇で、JASDAQ-TOP20 ETFの価格は運用開始から大きく上昇しました。

JASDAQ-TOP20とは

JASDAQ-TOP20は、東京証券取引所が選んだジャスダック市場を代表する20銘柄で構成される指数です。流動性や時価総額など多面的に尺度で選定することになっています。
2010年10月から指数の算出は開始され、当時のジャスダック市場は大阪証券取引所が管理していたため、大阪証券取引所が指数を算出していました。しかし、東京証券取引所との合併後は、東京証券取引所が指数を算出しています。

年に1度、10月に構成銘柄の入れ替えがあります。

この指数への連動を目指すETFとして設定されたものが、1551JASDAQ-TOP20 ETFです。

レクス:

東証が選定したジャスダック市場を代表する20銘柄で構成されるのが、JASDAQ-TOP20。

ジャスダック(JASDAQ)市場とは

ジャスダック市場には768銘柄が上場しています(2016年8月末時点)。
ネット企業のような新しい会社もあれば、製造業などの老舗企業まで幅広い銘柄で構成されています。その理由はジャスダックの歴史にあります。

現在のジャスダック市場は、旧ジャスダック、NEOとヘラクレスの3市場が2010年10月に統合してできたものです。

・ジャスダック:長い歴史を持ち、老舗の銘柄も多い市場
・NEO      :ジャスダック内の新興株市場
・ヘラクレス :旧ナスダック・ジャパンである新興株市場

これら3つの市場がジャスダックとして統一されることになりました。そのため、幅広い銘柄で構成される市場となっています。

JASDAQ-TOP20 ETFを作った目的は

JASDAQ-TOP20 ETFが上場したのは2010年12月3日です。

当時の日経平均は10,000円を割っており、売買も閑散とし、日本の株式市場は低迷していました。リーマンショックの後遺症が残る市場環境で、ジャスダック市場も低迷していました。
それ以上に、大阪証券取引所が運営していた新興株市場であるヘラクレス市場(旧ナスダック・ジャパン)は冷え込んでいました。

2010年10月のジャスダック統合に際し、新しいジャスダックの象徴となる指数としてJASDAQ-TOP20はできました。
数百のジャスダック銘柄の中から、その象徴となる20銘柄が選定されました。

弊社もジャスダック市場を盛り上げることを手伝うことで、日本の株式市場の活性化に貢献したいと思い、JASDAQ-TOP20 ETFを運用することとなりました。

JASDAQ-TOP20 ETFの歴史

上場来の基準価額の推移(配当金再投資)

JASDAQ-TOP20 ETFは2010年12月に上場し、当初は注目が集まり、好調な銘柄があったこともあり、基準価額も上昇し、売買もそれなりの流動性がありました。
しかし、2011年3月11日の震災で大きく価格は下がりました。初値を超えることができない時期が続き、売買も低調になりました。

2012年の後半、救世主が現れました。ガンホーです。
ガンホーはパズル&ドラゴンズ(パズドラ)が大ヒットしたことで好業績となり、株価も急激に上昇しました。
これに伴い、JASDAQ-TOP20も大きく上昇し、売買も活発になりました。

もともと数%程度の保有比率だったガンホーは、運用開始時点と比べて株価が70倍まで上昇したこともあり、JASDAQ-TOP20におけるガンホーの比率が50%を超えた時期もありました。
分散投資という点では課題もありますが、このようなテンバガー(10倍といった爆発的に上昇する株)銘柄が出現するということが新興市場株の醍醐味ではないかと思います。

また、アベノミクスが始まっていたこともあり、ガンホー以外の銘柄も着実に株価を上げ、JASDAQ-TOP20の上昇に貢献しました。

一時は基準価額が10,000円近くまで上昇し、運用開始時の6倍まで上昇しました。

銘柄の推移

JASDAQ-TOP20は毎年10月に銘柄入替えがあります。
銘柄の推移は以下のとおりです。青色に塗った銘柄は2020年10月末時点での構成銘柄です。

JASDAQ-TOP20は毎年10月に銘柄入替えがあります。
ジャスダック市場から東証一部など他の市場へ変更となると、構成銘柄から外れます。

指数の運営が大阪証券取引所から東京証券取引所に替わる過程で多少のルール変更がありましたが、現在は市場変更となった日の翌年の10月最終営業日に除外されます。例えば、2015年1月から12月末までに市場変更があった場合、翌年2016年の10月最終営業日に銘柄入替となります。
そのため、市場変更があってからも、10ヶ月以上はJASDAQ-TOP20の銘柄のままです。これは、ジャスダックから東証一部に市場替えとなると、TOPIXに組み入れられたり機関投資家が投資するようになり、株価の上昇が期待できます。そこで、東証一部に移動した当初の株価上昇を取り込むために、このような入替基準となっています。

なお、ガンホーは2015年9月16日に東証一部に市場替えをしています。そのため、2016年10月の入替えにおいて、JASDAQ-TOP20から除外される予定です。新しい銘柄がガンホーのように成長し、JASDAQ-TOP20に貢献してくれることを期待しています。

JASDAQ-TOP20上場投信の商品説明ページはこちらになります。
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