五月丸:

マザーズ・コアETFは東京証券取引所が選んだマザーズ市場を代表する15銘柄に投資をするETFです。
マザーズ市場の回復やミクシィの好業績による株価上昇で、マザーズ・コアETFの価格は運用開始から大きく上昇しました。

東証マザーズ・コア指数とは

東証マザーズ・コア指数は、東京証券取引所が選んだマザーズ市場を代表する15銘柄で構成される指数です。時価総額、売買代金、利益および配当状況等を考慮して選定することになっています。
 年に1度、10月に構成銘柄の入れ替えがあります。

この指数への連動を目指すETFとして設定されたものが、1563マザーズ ・コア上場投信です。

なお、東証マザーズ市場の全銘柄で構成される東証マザーズ指数と東証マザーズ・コア指数の相関は0.79*であり、値動きは同じではありません。
*期間:2011年10月12日~2016年8月31日、日々の値動きの相関

レクス:

東証が選定したマザーズ市場を代表する15銘柄で構成されるのが、東証マザーズ・コア指数。

マザーズ・コアETFを作った目的は

マザーズ・コアETFが上場したのは2011年11月29日です。
当時はアベノミクス前で、日経平均も10,000円を割っており、売買も閑散とし、日本の株式市場は低迷していました。
特に、新興市場のマザーズは冷え込んでいました。

新しい企業がどんどん出てきて成長していくことで経済も成長するので、ベンチャー企業の多いマザーズ市場が低迷している状況を良くしたいという思いがありました。
マザーズ復活のきっかけとなるようなETFを作れないかと考えていました。

しかし、マザーズは株価が低迷するだけでなく、2006年初頭のライブドアショック以降、マザーズ市場の上場企業で不祥事が多く発生し、信頼も失われていました。
そこで、マザーズ全体よりも東証が選んだ銘柄で構成されるETFなら投資しやすいのではと考え、マザーズ・コアETFを作りました。

当時は流動性のある銘柄が限られていたこともあり、15銘柄と少ない銘柄数で構成されるETFとなりました。

マザーズ・コアに選ばれた会社の社長にも喜んでもらえ、ETFの上場記念式典には数社の社長に参加していただけました。

マザーズ・コアETFの歴史

上場来の基準価額の推移(配当金再投資)

上場して1年以上は鳴かず飛ばずでしたが、2013年に入るとアベノミクスの影響もあり、基準価額は上昇基調となりました。2013年の半ばには運用開始から50%以上上昇しました。

しかし、アベノミクス以上にインパクトがあったのが、ミクシィの株価上昇です。ミクシィはSNSサイトが低調で株価も低迷していましたが、2013年9月にリリースしたモンスターストライクのゲームアプリが大成功し、株価が急激に上昇しました。
ミクシィの快進撃は続き、ミクシィの株価はリリース前の10倍以上に上昇し、マザーズ・コアETFの基準価額も大きく上昇しました。ETFの基準価額は、運用開始時と比べ2013年11月に2倍、12月には3倍、2014年8月には4倍となりました。
ETFの価格の上昇に伴い、ETFの売買も活発になりました。

ミクシィ以外の銘柄も大きく上昇したものはありましたが、ミクシィのインパクトが非常に強く、通常の投資信託では考えにくい程の高いパフォーマンスを達成することができました。

シンプク:

ミクシィの株価が大きく上昇した結果、マザーズ・コアETFの価格も運用開始からピーク時には4倍以上に上昇しました。

銘柄の推移

マザーズ・コアETFは毎年10月に銘柄入替えがあります。
銘柄の推移は以下のとおりです。青色に塗った銘柄は2020年10月末時点での構成銘柄です。

      
      

過去の銘柄を見ていくと、以前はマザーズに上場していたスタートトゥディ、サイバーエージェント、クックパッドなど現在は東証一部でも主力株と呼べる銘柄も含まれていました。

マザーズ市場から東証一部など他の市場へ変更となると、マザーズ・コアの構成銘柄から外れます。
市場変更となった日の翌年の10月最終営業日に除外されます。例えば、2015年1月から12月末までに市場変更があった場合、翌年2016年の10月最終営業日に銘柄入替となります。
そのため、市場変更があってからも、10ヶ月以上はマザーズ・コアの銘柄のままです。これは、マザーズから東証一部に市場替えとなると、TOPIXに組み入れられたり機関投資家が投資するようになり、株価の上昇が期待できます。そこで、東証一部に移動した当初の株価上昇を取り込むために、このような入替基準となっています。

レクス:

マザーズ・コアETFは年に一度の銘柄入替えがあります。今では東証一部の主力株となった銘柄も、マザーズ在籍時代はマザーズ・コアに含まれていました。

マザーズ・コア上場投信の商品説明ページはこちらになります。
なお、類似商品のJASDAQ-TOP20の紹介コラムはこちらをご覧ください。