五月丸:

東証マザーズETF(2516)はマザーズの全銘柄で構成される東証マザーズ指数への連動を目指すETFです。
マザーズ市場全体に投資ができるため、日本の新興企業の成長にまとめて投資することができます。
東証マザーズ指数は、2006年1月のライブドアショック直前にピークを付け暴落、アベノミクスで回復したものの、まだピークには遠い水準です。

 
マンガで
わかる
ETF
 

     

東証マザーズETFとは

東証マザーズETF(2516)は、東証マザーズ指数の値動きへの連動を目指す、日本初のETFです。
2018年2月1日に東証に上場します。

東証マザーズ指数は、マザーズの全銘柄で構成される指数です。計算方法は浮動株調整後の時価総額加重平均です。
マザーズは東証が運営するベンチャー企業向けの株式市場で、東証一部へのステップアップを目指す新興企業が多数上場しています。

東証マザーズETFを保有すると、マザーズの全銘柄に投資するのと同じ経済効果があり、日本の新興企業の成長にまとめて投資することができます。

東証マザーズETFは貸借銘柄に選定され、信用取引も可能です。よって、レバレッジをかけた取引や、ショートすることもできます。

マザーズの歴史

マザーズは1999年11月に開設されました。
翌月に2社が上場し、その後も上場企業は増加し続け、2017年12月末時点では248社が上場しています。

東証マザーズ指数の計算が開始されたのは、2003年9月16日からです。
マザーズが開設され、一定の株式が上場してから指数の算出は始まりました。

期間:2003/9/12-2017/12/29  注:日経平均は2003年9月12日を1000として指数化
出所:東証

2004年7月に一旦ピークを付け、再度2006年1月に再度ピークを付けます。
その後、当時のマザーズ市場の牽引役だったライブドアが、東京地検特捜部の強制捜査を受け、マザーズ全体が大きく下落しました。一般に、ライブドアショックと呼ばれる事象です。
ライブドアショックの影響で、マザーズ全体への信頼性も失われ、指数値はピークの1/10まで下落しました。

2012年末から始まったアベノミクスにより、東証マザーズ指数は再び上昇を始めました。
指数値は大きく上昇したものの、2003年の指数算出開始時点をやっと上回った程度です。過去のピークにはまだまだ及ばない水準です。
2003年9月時点と比べると、東証マザーズ指数は日経平均の上昇に追いついておりません。

東証一部への出世銘柄

マザーズは、東証一部・二部と異なり、利益や規模の定量条件の上場基準はありません。
マザーズは、東証一部へのステップアップを目指す新興企業が上場する市場です。

そのため、マザーズから東証一部に出世した企業が多数あります。以下は主な企業です。

エムスリー、スタートトゥディといった時価総額が1兆円を超える、日本を代表する企業もマザーズからスタートしています。
今後も、マザーズからこのような企業が誕生する可能性は十分あると考えられます。

なお、東証マザーズ指数の上位構成銘柄(2017年12月末時点)は以下のとおりです。

東証マザーズETFを開発できた理由

これまで信用リスクのあるETNでは東証マザーズ指数に連動する商品はありましたが、東証マザーズ指数のETFは上場していませんでした。
今回、東証マザーズETFを作ることができた理由は、東証マザーズ指数先物の活用にあります。

マザーズは流動性の低い銘柄が多く上場しており、貸株も流通が少ないため、現物株だけを使ったETFを作ることは困難でした。
2016年7月に東証マザーズ指数先物が上場し、徐々に先物の流動性が増えてきました。
この先物を活用することで、東証マザーズETFを開発することができました。

 
マンガで
わかる
ETF