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JASDAQとは東京証券取引所が運営する、中小型株を中心とした株式市場です。700社以上の企業が上場しています。一定の事業規模と実績を有する企業を対象とするスタンダード、将来の成長可能性に富んだ企業を対象とするグロースの2つの区分があります。
JASDAQについて、簡単にわかりやすく解説します。

 
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JASDAQとは

JASDAQ(ジャスダック)は東京証券取引所が運営する株式市場の1つです。
JASDAQはマザーズと同様、ベンチャー企業向けの市場です。
しかし、JASDAQは店頭登録制度が発展した市場であり、なおかつ歴史が長いこともあり、新興企業とは言えない会社が大半となっています。

JASDAQには720社(2019年3月5日現在)が上場しています。なお、2013年末は876社が上場しており、JASDAQ上場企業数は減少しています。
減少の理由は、多くのジャスダック上場企業が東証二部などへ市場変更しているためです。

JASDAQスタンダードとグロース 企業数と上場基準の比較

前述のとおり、JASDAQは新興企業と老舗企業が並存しています。そこで、各上場企業をJASDAQ(スタンダード)とJASDAQ(グロース)のいずれかに分けています。
それぞれ上場基準の要件や審査の内容が異なります。

1)JASDAQスタンダードとは

老舗企業が中心です。
JASDAQスタンダードの上場企業数は683社(2019年3月5日現在)です。
新規上場には一定の規模や利益水準が必要です。最近1年間の利益の額が1億円以上であることが要件にあり、満たさない場合は時価総額が50億円以上必要になります。純資産も2億円以上が必要です。


2)JASDAQグロースとは

新興企業が中心です。
JASDAQグロースの上場企業数は37社(2019年3月5日現在)です。
赤字企業であっても、成長可能性があれば上場することができます。利益要件はなく、純資産もプラスであれば要件を満たします。
ただし、上場審査で成長可能性を有していることが審査されます。


新規上場数と上場企業数は下表の通りです。
新規上場はJASDAQスタンダードのみとなっています。JASDAQグロースに上場していたような企業は、近年はマザーズを選択しているためと考えられます。
なお、東証一部や二部などへの市場変更を行う銘柄が多いため、ジャスダックの上場企業数は減少傾向にあります。

        2013 2014 2015 2016 2017 2018
新規上場   スタンダード   12 11 11 14 18 14
    グロース   0 0 0 0 0 0
      12 11 11 14 18 14
上場企業数   スタンダード   828 798 747 713 707 688
    グロース   48 45 44 43 41 37
876 843 791 756 748 725
出所:東証

3つのJASDAQ指数

JASDAQには関連する指数はいくつかあります。その中で代表的なものを3つ取り上げます。

1)日経ジャスダック平均株価

日経新聞に「ジャスダック続伸」「ジャスダック反落」といった記事がよくありますが、この時の「ジャスダック」は日経ジャスダック平均株価を指しています。

日経ジャスダック平均株価は、ジャスダック市場の全銘柄を対象とし、日経平均株価と同じ「ダウ式」で算出しています。
2017年8月31日現在の指数値は3447.28です。


2)JASDAQ INDEX

JASDAQ INDEXは東京証券取引所が算出するジャスダックの指数です。ジャスダックの全銘柄を対象とし、時価総額加重方式で算出されます。
時価総額加重方式はTOPIXと同じ計算方式です。
2017年8月31日現在の指数値は154.41です。


3)JASDAQ-TOP20
JASDAQ-TOP20は、東京証券取引所がJASDAQ市場を代表する20銘柄を選出し、算出する指数です。

JASDAQ市場は流動性がほとんどない銘柄も多く上場しており、JASDAQ市場の銘柄全てに投資するETFを作ることは困難でした。そこで、JASDAQ市場の中でも流動性や時価総額が比較的大きい企業を選出したものがJASDAQ-TOP20です。
2017年8月31日現在の指数値は945.21です。
JASDAQ-TOP20に連動するETFはこちらです。

指数の比較

それぞれの指数を過去5年間で比較すると下図の通りです。
JASDAQ-TOP20は日経ジャスダック平均やJASDAQ INDEXを大きく上回っています。
2013年にJSDAQ-TOP20に含まれていたガンホーが大きく上昇し、JASDAQ-TOP20も大きく上昇しました。
なお、ガンホーが抜けた2016年10月以降も、JASDAQ-TOP20は日経ジャスダック平均とJASDAQ INDEXを上回って推移しています。

指数 5年リターン(~2017/8末)
日経ジャスダック平均株価 +165%
JASDAQ INDEX +208%
JASDAQ-TOP20 +356%

JASDAQ-TOP20に連動するETFはこちらです。

注:2012年8月31日を100としてそれぞれ指数化。
期間:2012年8月31日~2017年8月31日 出所:東証

主な構成銘柄

下表はJASDAQの時価総額上位25銘柄です(2019年3月5日時点)。 
日本マクドナルド、セリア、ワークマンなど時価総額数千億円の大企業もJASDAQに上場しています。時価総額が1000億円を超える会社は12社あります。
なお、上位25銘柄のうちJASDAQグロースの会社は1社もありません。少し下にグロース銘柄のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、ラクオリア創薬、リプロセルなどの医療ベンチャーが出てきます。
このとおり、JASDAQにおいてはJASDAQスタンダードの銘柄が企業数、時価総額ともに圧倒的に大きくなっています。そのため、JASDAQは新興企業の市場というよりは、中小型株の市場といった意味合いが大きくなります。

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