ETFに関する手数料としては、主に信託報酬と売買手数料があります。

信託報酬

信託報酬は、ETFの運用や管理に関する手数料です。
ETFの運用会社と、ETFの資産を管理する信託銀行が得る手数料になります。

信託報酬は、ETFの信託財産(純資産)の中から徴収されますので、ETFの購入時や売却時に別途支払う必要はありません。
ETFの純資産から毎日、日割りの信託報酬が引かれています。

公表されているETFの基準価額(1口当たりの純資産)は、信託報酬が差し引かれた金額として計算されています。

売買手数料

売買手数料は、ETFの購入時と売却時に掛かる手数料です。証券会社が請求する手数料になります。
ETFを購入するときには、約定したETFの価格に加えて、売買手数料を支払うことになります。

ETFは株と全く同じように売買ができるため、ETFの売買手数料も株と同じ扱いになります。
ETFの買い方についてはこちらをご覧ください。
ETFの買い方~ETFは売りからも入れる?~
なお、手数料は証券会社により異なります。

ETFの手数料は割安なのか

信託報酬はETFでも投資信託でも発生します。
一般的にETFの信託報酬は投資信託より低いです。

主な理由は、投資信託は証券会社や銀行などの販売にかかわった会社も信託報酬を得る仕組みとなっていますが、ETFは証券会社に信託報酬を支払わないことです。
運用にかかわる運用会社と資金を管理する信託銀行だけが信託報酬を得るため、低コストでの運用が可能となっています。
当社のETFでは、信託報酬は最大で0.85%(税抜)となっています。
当社が運用しているETF一覧


ETFの売買手数料は株式と同じ取り扱いです。
2022年3月現在、証券会社によっては売買手数料0円でETFを取引できます。
これに対し投資信託は、投資信託ごとに手数料が異なります。0%のものもありますが、3%を超えるものもあり、一般にETFより高いことが多いです。

ETFコラムでは、ETFの基本から上級者向けまで幅広い内容を網羅しています。
ETFを基本から学びたい方にはこちらをご覧ください。
ETFの基礎知識

 
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