シンプク:

地銀業界の改革機運が高まっているであります!

五月丸:

君はキャラでいくのね。

地銀は今、企業・投資家双方にとっての転換点にある

地銀は現在、経営側・投資家側のいずれの視点から見ても大きな転換期を迎えています。
企業側の視点では、金利動向や人口減少など経営環境の構造変化により、本業である銀行業の収益力が大きく低下しています。加えて、過去の慣行から保有を続けている政策保有株式(企業によっては美術品等も保有)などによりバランスシートは硬直化し、資本効率を押し下げ、PBR1倍割れが常態化しています。

シンプク:

美術品を売って従業員の給料を上げてほしいという声が聞こえるであります!

五月丸:

幻聴だろうけど、その主張は一理ありますね。

投資家が注目する“改革余地の塊”

こうした状況を受け、地銀はアクティビスト投資家にとって格好のターゲットとなっています。政策保有株式の売却や、株主還元の強化、さらには取締役会の独立性向上といったガバナンス改革を迫る動きは、すでに表面化しています。また、積極的なエンゲージメントを通じて変化を促す投資家の存在も増えており、地銀を取り巻く資本市場の空気は確実に変化しています。

資本市場の理論で考えたときに「本業と関係のない資産を売却し、売却益を株主に還元せよ」というのは株主として至極当然の要求であり、これを否定する理由はないと考えています。むしろ、企業側がこのメッセージにどう応えるかが問われています。

二極化する地銀:主導する者と取り残される者

このような環境下で、現在地銀各社は徐々に二極化しきています。一方は投資家のメッセージを真摯に受け止めていち早くバランスシート最適化に着手し、同時により収益性の高い事業へと展開していく企業。このような企業は地銀の業界再編をけん引していく存在となり得ます。もう一方は現状維持、もしくは衰退していく企業です。このような企業は、業界再編において、吸収や合併される側になるかもしれません。

業界改革厳選ETF地銀(銘柄コード:395A)の戦略

業界改革厳選ETF地銀(銘柄コード:395A)は、このような転換期に立たされた企業のなかから改革期待が高い企業に投資し、変化の過程でバリュエーションが改善することから生まれる収益機会に注目した戦略を取っています。
この収益機会は地銀の業界改革が進むことで生まれるものであり、日本市場の特有の収益機会であると言えます。こうした視点に着目した収益機会は、すべての投資家にニーズがあると考えていますが、特に中長期の資産形成を目的とする個人投資家にニーズがあると考えています。

シンプク:

業界改革厳選ETF地銀(銘柄コード:395A)は2025年7月18日上場であります!

五月丸:

このファンドの思いが地銀のマネジメントに届いてほしいですね。